ターミナル期。

2001年7月8日
今日、胃がんの末期の患者様と少し話をした。「あっちに行く人間だから・・・」としきりにリナに言う。
学生の時に患者様と関る上で受容・共感・傾聴の態度が大切であると教わった。患者様のすべてを受け入れる態度が大切ということだ。自分の死期を悟り出した患者様のすべてを受け入れる器をリナは持っているのだろうか?中途半端な共感は、患者様にとってタダの同情でしかないんじゃないか?傾聴の態度をとっているリナに患者様は心のどこかで自分の死を否定して欲しいのではないか?そう思うと患者様にリナは何も言えずその場を後にしてしまった。
人間の一生ってなんてドラマなんだろう・・・。この世に生を受けて死ぬまでの長い長いドラマ。その最後のシーンに携わるリナの看護という仕事。もっともっと人間的に豊かにならなくてはダメだね。

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